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新鮮な気持ち




今日はピアノの先生をしていらっしゃるOさんのレッスンでした。



本番に臨む生徒さんの気持ちを理解できるように・・と、今度のピアノ発表会にもご参加下さいます。



本日1回目に弾いて下さった演奏も、さすがの出来栄え。


もうこのまま発表会で演奏しても全然問題ないくらいの仕上がりです。




レッスンでは楽譜をよりしっかり見ていくことで、更に魅力的な演奏になるように気が付いたことをお伝えしました。




そんなOさんがレッスンが終わって帰り際、



「もう長く弾いているし、暗譜もできているし、ちょっと飽きてきたな・・という気持ちが吹っ飛びました!」



と。



その言葉が深く印象に残りました。




以前私自身が生徒としてレッスンを受けていたとき。


先生はどうしていつも、この曲にこんな新鮮な気持ちで向き合えるんだろう?と思っていました。




今日Oさんの言葉を聞いて、今先生という立場にある私にとっては、Oさんの曲は毎日触れている曲ではなく、久しぶりに触れるからこそ、毎日弾き込んでいらっしゃる生徒さんとは別の視点で、新鮮な気持ちでその曲に向き合えるのだと感じました。




そしてレッスンとは、やはり私自身が生徒さんの曲をいつも新鮮な気持ちで感じられること、そしてそのことが、レッスンに来る生徒さんにも新鮮な風をもたらすものであることが大切だと、改めて思いました。




発表会ともなると、何か月もその曲を練習することになります。


その曲を最初に聴いたときのワクワクした気持ちを失わないというのはなかなか難しいことです。



毎日舞台に立って同じ演目を演じる俳優さんなどは、どのようにして新鮮な気持ちを保っておられるのだろう?といつも不思議に思います。



レッスンに来る前と後で、生徒さんの心に、何か、心弾むような変化をもたらすことができたら嬉しいです!


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