先日はMさんの今年最後のレッスンでした。
そこで初めてMさんに聞いたお話が、私の心に深く残りました。
Mさんは昔ピアノのレッスンを受けた際、先生が怖くて、すごくしょぼん・・・とした気持ちになってしまったとがあったそうです。
そして、弾けるようになりたいと思って受講した憧れの曲は、「やっぱり自分には弾けないんだ」と思って帰路につかれたと。
今、Mさんはご自身で弾きたい曲を選び、とても生き生きとピアノに向かわれています。
こんな素晴らしい可能性のあるMさんを、教師の言葉でもしかしたら潰してしまうことがあるかもしれないと思うと、改めて自分自身の言葉に気を付けようと強く思いました。
どんなに正しいことを伝えても、それで生徒さんが傷ついて自信を失ってしまっては元も子もないのですよね・・・。
レッスンは、生徒さんがその人らしく伸びやかに、幸せにピアノを続けていけるような支えになるものでありたい。
レッスンを受けたら、「その曲がもっと好きになった」とか、「私にも弾けるかも!」と思えるとか。「もっとこんな曲も弾いてみたい!」と力が湧いてくるとか。
やっぱりそんな風に、前向きな気持ちで進んでいけるようなレッスンをしたいです。
どうしたらそんなレッスンをすることができるのか、常に模索しながらですが、生徒さんとのコミュニケーションを大切にして、私なりに目指していきたいと思います!
Comments